近年美容や健康の分野で大きな注目を集めている「CBD」という成分。
「VOCE美容流行語大賞2021AW」では、CBDがランクインするほど注目されてきています。
美容や健康に対して高い関心をお持ちお方であれば、試された方も多いのではないでしょうか?
まだCBDを良く知らない…という方はまずはこちらの記事を確認してみてください。
CBDには様々な健康作用や美容への働きが期待できますが、どれくらいの量を使用すればよいか分からないという方も多いはず。
またCBD製品と言っても様々な種類のものがあります。
今回は1回または1日に摂取に適切な量の調べ方や、そのはかり方について解説していきます。
CBDの摂取量の目安は人によって異なる
CBDは非常に高い健康作用や、美容効果があるとして世界中で流行し始めている成分です。
そのため、「たくさん摂取した方がいい」と思っている方も一定数おられるようですが、実はそれは誤りです。
実はCBDの適切な摂取量は、1人1人異なります。
CBDの適切な摂取量を決定づける様々な要因
CBDの有用な効果を効率良く得ることが出来る、適切な摂取量は以下の3つの要因で決定していきます。
- 体重
- 代謝効率
- 摂取方法
体重とCBD摂取量
まず1番分かりやすいのが、体重による適切な摂取量の変化です。
例えば体重70kgの男性と40kgの女性とでは、30kgもの差があります。
当然体格に差がある場合、薬と同じで必要な摂取量は変化していきます。
代謝効率とCBD摂取量
体重以外の要因として、その人のもつ代謝の処理効率も関係していきます。
CBDは「エンドカンナビノイド」という受容体に作用し、活性化することで体内の恒常性や機能維持に貢献する「エンドカンナビノイドシステム (ECS)」 に大きく関わっていきます。
この作用の進み方は人によって差があり、もともと持っている体質によって十分な効果が得られるために必摂取量は変化していきます。
摂取方法とCBD摂取量
CBDは摂取する方法によっても、必要な摂取量が異なります。
何故かと言うと、CBDは摂取方法によって吸収効率が異なるためです。
例えば経口摂取と舌下摂取では、舌下摂取の方が良いため、必要な量が変わってきます。
普段の摂取方法によって必摂取量を知る必要があります。
自分の適切なCBD摂取量の調べ方
CBDの効果的な摂取量は様々な要因で、1人1人異なることが分かりました。
では、自分に合ったCBD摂取量はどのように調べればよいのでしょうか?
最も良いとされている方法に「マイクロドージング」という手法があります。
CBD マイクロドージング
マイクロドージングとは、《身体全体に影響はなくとも、治療効果が発揮できる程度の低用量のカンナビノイドを摂取すること》を意味しています。
CBD摂取時の基本とされていますが、低用量といっても実際のどのくらいの量を摂取すればよいかわからないという方も多いでしょう。
① 1日の用量を決める
② 1日の用量を2~3等分して摂取を始める
③ 摂取の記録を付ける
④ 少しずつ増やす
この①~④を繰り返して自分に最適なCBD量を見つけることこそが、マイクロドージングのスタート地点です。
① 1日の用量を決める
CBDを1日何㎎からスタートするかについては、現在明確な数値というものはなく、摂取方法はもちろんですが各販売元や専門家によって見解に差があります。
これは、CBDが必要以上に摂取し続けても身体に悪影響が出るものではないことや、カンナビノイドの感度には個人差があることが大きく影響しています。
様々な論文データを分析すると、『初めての人は1日15㎎前後』を推奨する意見が多くあります。
ただ先ほども解説した通り、体重や代謝効率によって必要な量は変わってくるので、大まかな目安として、【体重1㎏あたり0.25㎎~0.3㎎】からスタートしてみましょう。
つまり体重50㎏の方であれば、
50×0.25=12.5 50×0.3=15
となりますので、1日12.5㎎~15㎎という計算になります。
② 1日の用量を2~3等分して摂取を始める
初めのうちは、1日の量を等分して(朝と昼・朝昼夜など)摂取することが推奨されています。
また少量で効果を得られる体質の方の場合、摂取するとリラックス効果が強く出て眠くなってしまう場合があります。
はじめのうちは車の運転前などの摂取は控えるようにしましょう。
③ 摂取の記録を付ける
量の増減や継続日数などが分からなくならないように、自分の最適量を見つけるまでは、手帳やスマートフォンアプリを使って摂取量を記録しておきましょう。
④ 少しずつ増やす
少なくとも、数日~1週間は同じ量を続けましょう。
効果が実感できない場合に限り、5㎎ずつを目安に増やしてみましょう。
これからCBDオイルを始めるという方は、このマイクロドージングを用いて、自分の最適量を見つけることからスタートしましょう。
CBDオイルのスポイト1滴に含まれるCBDの量は?
CBD製品の中でも、最もポピュラーなものがCBDオイルです。
CBDオイルのボトルにはスポイトがついていますが、大抵の場合オイル20~25滴で1mlと言われています。
つまり、計算すると1滴あたり0.04~0.05mlとなります。
KYOGOKU CBDオイル10mlの場合、全部で200~250回滴下できることになります。CBDオイル全量に含まれるCBD量は100mgですので、ここから1滴あたりのCBD量を求めることができます。
100(mg) / 200~250 (回) =0.4~0.5(mg)
しかしながら、実際に測りとれるCBDオイルの量は、製品のスポイトによって誤差があります。
そのため、ここで示した滴下回数は必ずしも正確とは言えません。
そこで、より正確にCBD量を把握したい場合は、次の方法がおすすめです。
CBDアイソレートのはかり方
CBDアイソレートはCBD原料そのものです。
そのため、複雑な計算は不要で、摂取したい分量をすくって摂取するだけでOKです。
ただ、アイソレート自体の分量を量るのが難しかったりもするので、すくうスプーンの盛り具合でいつも摂取する分量を覚えておくとよいでしょう。
自分にとって最適なCBDやCBDオイルの分量を把握することが重要
今回は、CBDやCBDオイルの適切な摂取量や摂取の仕方について解説しました。
しかし、現在のところ、適切なCBD摂取量について明確な規定はありません。
CBDのより良い摂取量や摂取の方法は個人で異なります。
ぜひご自身でも試行錯誤し、適切なCBD量・摂取方法を見つけていただければと思います。
CBDアイソレートのもう少し詳しい使用方法はこちら↓
他のウェブの情報などを見比べて、自分に合った方法を選択してみるのも、効果的にCBDやCBDオイルを摂取するのに効果的かもしれません。
ぜひ、実際に使用してみることで、ご自身に一番良いCBDの摂り方を見つけてください。
服用している薬や持病がある場合は医師に確認する
CBDオイルを使用する人の中には、基本的には健康ですが、日常生活でのちょっとした症状を緩和させたいという方もいます。
一方で、中には病院で薬を処方してもらっていたり、持病を抱えていたり、という方もいらっしゃるかもしれません。
そのような方々がCBDを摂取する場合、病気の程度によっては少量では効果が現れない場合もあります。
逆に、薬との相互作用などにより、思わぬ副作用が出てしまうおそれもあります。
そのため、薬を服用していたり持病を抱えていたりする方は、まず医師に相談するようにしてください。
そもそも、CBDを摂取すること自体が良いかどうかについても、きちんとアドバイスをもらうようにしましょう。
CBDの適切な摂取量 まとめ
難しいという方はCBDグミなどをはじめとする「CBDエディブル」と呼ばれる、あらかじめ一定が配合された食品から始めることをおすすめします。
難しい計算や、細かな計る作業も不要で手軽に摂取できるため、初心者の方には非常にオススメです。
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