いまや世界的に大流行している、CBDを配合した様々な製品は日本でも購入することが出来るようになってきました。
CBDには様々な健康効果や美容効果がある事が、様々な研究によって解明されてきています。
その中でも注目されているのが、高いリラックス効果です。
日本で不眠症で悩んでいる方は、なんと成人の約20%もいるそうです。
※一般社団法人 日本生活習慣予防協会調べ
人の身体のメカニズムとして、副交感神経が優位になれば睡眠に入り易くなります。
ではCBDを寝る前に使うとどうなるでしょうか?
今回は睡眠とCBDについての関係を解説していきます。
不眠症で悩まれていたり、CBDについて興味がある方は参考にしてみてください。
cbdオイル 覚醒
CBDオイルは二相性の作用があります。
二相性作用とは、1つの成分が濃度や使用頻度によって異なる効果をもたらすことを指します。
CBDの場合はごく少量の摂取で緩やかな覚醒作用があります。
用量が増えるにつれて、今度はリラックス効果が増してきます。
このように摂取量によって反対の作用が出るのです。
覚醒作用というと少し怖く感じると思いますが、コーヒーなどのカフェイン摂取でシャキッとする程度と思ってください。
とは言え摂取量によって真反対な効果が出てくるので、寝る前に少量の摂取をすると眠りにくくなってしまったりすることもあります。
また反対に日中に多く摂取してしまうと、リラックスしすぎて眠くなってしまったりすることも。
CBDの効果の出方は人によってかなり大きな差があるので、CBD初心者の方はまずは日中に少量ずつ試して、自分の適性量を把握するようにしましょう。
cbd 寝る前
CBDには自律神経を正常に働かせる働きが様々な研究結果によって認められています。
そのため、海外では睡眠サプリメントとして製品化されているものもあります。
しかし日本では食品と化粧品に限って使用が認められているので、医薬品に分類されるメラトニンなどの成分が入っている海外の睡眠サプリは購入することが出来ません。
ただ、CBD自体にリラックスさせる働きがある事は変わりありませんので、不眠症の方や疲れがたまっている方は就寝前にCBD製品を服用するとリラックスすることが出来ます。
リラックスするための適切な量は個人によって差がありますので、まずは日中に少量ずつ始めていき、ご自身のスイートスポット(適正量)を探っていきましょう。
摂取方法によって効果が表れるまでに必要な時間が変わってきます。
効果発言までの時間 | 効果持続時間 | 吸収率 | |
---|---|---|---|
吸入 | 2~15分 | 2~4時間 | 17~44% (平均35%以上) |
経口摂取 | 30~90分 | 6~8時間 | 6~15% |
舌下投与 | 15~30分 | 2~4時間 | 6~20% |
局所投与 | 15~30分 | 2~4時間 | - |
経皮接種 | 15~30分 | 4~8時間 | ~90% |
お手軽かつ、効果が表れるまでの時間が短い舌下投与の方法がおすすめです。
CBDパウダーやCBDオイルなどの製品を舌の裏側に投与し、30秒ほど留めて摂取する方法です。
就寝の15~30前までに摂取することで、自律神経を整えて副交感神経へとスムーズに切り替えることが出来ます。
cbd 眠れない
CBDを摂取したのになかなか眠れないという場合は、次の可能性が考えられます。
・摂取量が不十分
・摂取方法が合っていない
・使用方法が間違っていて副作用が出ている
≪ 摂取量が不十分 ≫
摂取量が自身の適切量よりも少ない場合、二相性作用によってマイルドな覚醒作用が起きる場合があります。
リラックスするための適正量は、人によって大きく変わってきますので、まずは適正量を知る事から始めましょう。
あくまで参考程度ですが、平均的な摂取量を記載しておくので、参考にしてみてくださいね。
成人で不眠などの症状がある場合:1回 0.25-0.5mg/kg(体重 60kg で 15-30mg)1日2回
同じ量で 日中に3日~1週間程度続けて効果を確認しましょう。
足りなければ少しずつ増量していきます。
リラックス効果が得られる用量を把握したら、その量を夜間に使用しましょう。
基本的に1日2回ですが、1回や3回が効果的な場合もあります。
≪ 摂取方法が合っていない ≫
先ほども解説した通り、摂取方法によって効果が表れるまでの時間が異なります。
例えば、眠る直前にCBDグミを1粒食べたとします。
経口摂取での場合、効果が表れるまで早くても30分、場合によっては90分ほど掛かります。
CBDの吸収効率もあまり良くないので、就寝直前の摂取方法としてはあまり向いていない方法だと言えます。
経口摂取での場合は、最低でも就寝の1時間前には摂取するようにしましょう。
cbdオイル 睡眠薬 併用
日本でCBD製品として認められているのは食品と化粧品としてのみです。
そのため、睡眠薬やその他の医薬品と併用することは法律上問題はありません。
ただ、CBDは海外では医薬品として認められ、実際に治療に使用されるほど効果の高い成分です。
そのため薬品との併用は慎重に行う必要がります。
薬品の種類によっては、相互作用が働き、薬品の効果を打ち消してしまったりする場合があるからです。
CBDの場合は肝臓の酵素を阻害する事が分かっています。
大半の医薬品は肝臓の酵素によって代謝されるので、多くの医薬品に相互作用が起きると言えます。
とはいえ肝臓の酵素を阻害するのは、高濃度の服用(1度に100㎎以上)の場合に考えられることです。
通常の使用量であれば問題なく使用できると考えられますが、心配な方はかかりつけのお医者さんに相談してみてください。
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