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カンナビノイド欠乏症とは?内因性カンナビノイド出し方

昨今、話題になっている「医療用大麻」についてみなさんは御存じでしょうか?

多くの先進国では、続々と合法化が進んでいます。

その背景には、現代人の生活習慣の乱れや過度なストレスによるカンナビノイド欠乏症の存在があります。

そこで今回は、カンナビノイド欠乏症についてとその対処法である内因性カンナビノイドの出し方について紹介していきます!

目次

カンナビノイド欠乏症

カンナビノイド欠乏症とは、体の中にある内因性カンナビノイドが不足することで起こりうる体の不調のことを言います。

例えば、湿疹、不眠、片頭痛などが代表的な症状です。さらに酷くなると糖尿病、アルツハイマー、心臓病、癌、アレルギー、うつ病、精神疾患など様々な病気になりやすくなります。

本来であれば、すべての人間に備わっているECS(エンド・カンナビノイド・システム)に身体調節機能が含まれています。

  • 食欲
  • 免疫調整
  • 運動機能
  • 神経保護
  • 痛み
  • 感情抑制
  • 発達と老化
  • 認知と記憶

などなど、細胞同士のコミュニケーションを円滑に行うための機能を持っているのです。

ECSを構成しているのは、内因性カンナビノイドとそれを結合する神経細胞上に多いカンナビノイド受容体、免疫細胞上に多いカンナビノイド受容体が主にあります。

ECSは、全身に分布されておりそれぞれが身体調節のために働いています。

カンナビノイド 作用機序

カンナビノイドとは、大麻に含まれる多数の生理活性物質の総称です。

カンナビノイドがカンナビノイド受容体に結合することで、作用を及ぼします。

最終的に、体内に取り入れられたカンナビノイドは、肝臓で代謝されます。

そのカンナビノイドには104種類もあり、その代表的な3つのカンナビノイドについて紹介します。

テトラヒドロカンナビノール(THC)

テトラヒドロカンナビノールは1964年にイスラエルの科学者によって発見されました。

精神活性効果があるとされ、マリファナには3~25%程度が含まれています。

効果としては、痛みの緩和、痙攣抑制、幻覚など精神神経反応に強く働きかけます。

カンナビノール(CBN)

テトラヒドロカンナビノールの酸化、分解によって生まれるカンナビノイドです。

テトラヒドロカンナビノールよりも10分の1程度の精神作用の働きがあるとされ、その穏やかな働きから睡眠導入剤に多く使用されています。

カンナビジオール(CBD)

カンナビノイドの中でも一般的に使用されることが多く、今最も注目を浴びているものといってもいいでしょう。

テトラヒドロカンナビノールのような強い精神作用はなく、また依存性や乱用性もないことから安全に使用することができます。

カンナビジオールの働きは、上記二つのカンナビノイドの働きもありながら、さらに短期記憶喪失や認知症予防・改善効果が見込まれています。

今は特効薬のない病気も、カンナビジオールで治るかもしれないと世界中で研究が進められています

カンナビノイド 副作用

カンナビノイドの働きはとても有効なものが多く、使ってみたいと思う人も多くいるはず。

しかし、すべての人に必ずしも良いものであるとは限りません。

中には利用することで副作用が起こりえますので、いくつか紹介します。

依存性

テトラヒドロカンナビノールやカンナビノールは継続して使用すると、依存性が生じます。

この原因はテトラヒドロカンナビノールやカンナビノールが脳内報酬系の領域に働きをかけるためです。

脳内報酬系に刺激が入ると、強い満足感や気持ちよさを感じます。

例えば、おいしい食べ物を食べた時に満足感を覚えるようなことです。

そこで、人はこの刺激や満足感をもう一度味わいたいと思い、またその方法をより簡単に行いたいと思うようになります。

このことを依存と呼び、テトラヒドロカンナビノールやカンナビノールにはそういった刺激を与える働きがあるため注意が必要です。

しかし、糖質の方が遥かに依存性が高いという研究もあり

糖質はコカインと同じどころか、8倍の依存性があるとされています。

引用元:Sugar hidden in junk food eight times more addictive than cocaine

コカインを使った場合と同じ脳の報酬系に、アドレナリンが分泌されることにより、快楽を覚えます。

麻薬よりも、依存性が高い糖質、普段から食べているものにも依存性は存在するということですね。

危険性

欧州神経精神薬理学会(英語版)(European College of Neuropsychopharmacology, ECNP)会長も務めるデビッド・ナット氏による研究があります。

引用元

医学雑誌ランセットに掲載された「薬物の有害性に関するスコア」がこちら。

この研究では、アルコール72点、コカイン54点、、コカイン27、たばこ26、大麻20、となっており、この研究結果は世界で驚かれました。

合法であるアルコールの危険度の高さには、驚きですよね。

体調不良

カンナビジオール(CBD)に副作用はほとんどありません。

その理由は、カンナビジオール(CBD)が作用するカンナビノイド受容体は脳幹に作用しないからです。

しかし、副作用が全く無いわけでありません。

カンナビジオール(CBD)を大量に摂取してしまうと、体調不調のような頭痛や吐き気、めまい、下痢、食欲不振といった症状が出てしまう可能性があります。

どんなものでもたくさん摂取すると、良くありません。

エフェドリン シモン反応

疲労感や高揚感を得られるならエフェドリンの多く入った市販薬を使用すればよいのでは?と考える人もいるかもしれません。

エフェドリンには中枢興奮作用があり、ぜんそくや風邪の治療薬として用いられます。

他にも食欲を減退させるので、ダイエット効果をもたらすものとして一般的に使用されています。

しかし、エフェドリンからは覚せい剤であるメタンフェタミンを抽出されます。

さらに、スポーツの世界ではエフェドリンはドーピング剤としてみなされています。

とはいっても、エフェドリンは覚せい剤陽性反応であるシモン反応がでないものですから安全です。

ただし、濃度規制基準である10%以下であることをきちんと確認しておくことが必要です。

内因性カンナビノイド 出し方

内因性カンナビノイドは、私たちの体の中で作られているカンナビノイドのことを言います。

カンナビノイドは大麻の中にだけあるのではないのです。

しかし、内因性カンナビノイドを脳内麻薬と呼ぶ人もいるほど、気分の高揚や多幸感、異常なほどの集中力を発揮することができるもの。

さらに自分の体の中で作られるものだから安全性は抜群です。

内因性カンナビノイドを体内で出すためには、適度な運動が必要。

その中でもとくにランニングが効果的です。その一例として「ランナーズハイ」があげられます。

少し詳しい人なら「ランナーズハイってエンドルフィンという物質によるものじゃないか?」と思われるかもしれません。

しかし、最近の研究で「ランナーズハイ」のあの多幸感にはエンドルフィンだけではなく、内因性カンナビノイドも分泌されていることが分かったのです。

「ランナーズハイ」になるための走り方は、ランニング強度は8割程度にしておき心拍数を120くらいで維持します。

感覚的に説明すると、軽く息が上がるものの、人と会話できるという状況を目安にしましょう。

また、足を止めたくなってしまっても、諦めず、しばらく走り続けるということもポイントの1つです。

合成カンナビノイド リキッド

カンナビノイドを外部から取り入れようとする際に注意して欲しいものが、合成カンナビノイドです。

結論から言うと、合成カンナビノイドは「合成麻薬」や「疑似大麻」「危険ドラッグ」と呼ばれるものであり、取り締まりの対象となるものです。

その理由は、幻覚作用や強い精神的依存性があり記憶障害を引き起こしてしまう危険なものだからです。

タバコやお香といった形状をとり、あたかも合法のように売買されていることがあるので確認が必要です。

ところが、合成カンナビノイドにだけ気を付ければ良いわけではありません。

最近では、合法リキッドと呼ばれるカンナビノイドを使った脱法ドラッグも流行っています。

よく出回っているものが電子タバコ専用リキッドで、電子タバコのフレーバーを変えるというもの。

体に悪影響を及ぼすとわかっていながら法規制が間に合っていないので、自分の身を自分で守るしかありません。

CBDを試してみる

もし、今あなたが原因不明の体調不良だったり、精神的な落ち込みを感じていたりするのであればそれはカンナビノイド欠乏症かもしれません。

一度病院で検査することは大切ですが、特に原因が特定されず、身に覚えのないストレスのせいにされるのであればカンナビノイド欠乏症の疑いがあります。

その対処法として内因性カンナビノイドを出そうとランニングを試みても、時間や体力的な面でできないこともあると思います。

そこでもう一つの手としてCBD商品を試してみるのも一つの手です。

CBDは、他のカンナビノイドと比べて依存性が抑えられながらも薬理作用があるので安全に使用することができます。

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