辛い生理痛、重さのレベルでは気を付けなければならないこともあります。
あまりに辛い場合は、病気も考えられることがありますので、気を付けたいです。
今回はレベル別の考え方をまとめました!
生理痛 重さレベル診断
個人差の大きい生理痛。
実はその生理痛を放っておくと大きな病気に気づかないままになっているかもしれません。
そこで今回は、症状によって生理痛のレベルを紹介していきます。
不安を煽るようですが、少しでも皆様の健康に役立てて頂きたいです。
生理痛で意識飛ぶ(レベル3)
意識が飛ぶほどの痛みを感じたら、病院への受診は必須です。
そのままにしておくと、重大な病気を放置していることと変わりません。
その痛みがなぜ起こっているのか分からないままで生活をしているのは、精神的にもよくありません。
きちんと原因と処置を行って、日常生活を問題なく送れるようにしましょう。
考えられる原因を3つ紹介します。
子宮内膜症
子宮内膜が、子宮内腔以外にできる病気。
20代~30代の女性に多く、特に30~34歳の女性に多く発症します。
生理で排出されるはずの子宮内膜が体内にとどまるため炎症が起き、痛みが生じます。
放置しておくと、痛みが強く出るだけでなく不妊につながるため早期に解決しなければなりません。
子宮筋腫
子宮壁にできる良性腫瘍のこと。
30~40代に多く見られる病気で、女性の20~30%にあると言われています。
子宮筋腫は、女性ホルモンが過剰に分泌されることで大きくなり、筋腫ができる場所によって痛みが生じます。
また痛みだけではなく経血が多く出たり、月経期間が長くなったりと様々な症状がでることが特徴的です。
チョコレート嚢胞
子宮内膜が卵巣に発生する病気です。
子宮内膜症のひとつですが、排出されなかった子宮内膜がチョコレートのような状態でたまり、袋をつくるのです。
子宮内膜症はほとんどが良性ですが、チョコレート嚢胞はだんだん大きくなり癌化します。
最悪の場合、卵巣がんになる可能性もあります。
生理痛 吐き気 腹痛 冷や汗(レベル2)
生理時に腹痛や吐き気、冷や汗がでる場合、生理痛の重さの中では中間のレベル2です。
頑張れば会社や学校に行けるけど、普段のパフォーマンスどおりには生活できない痛みになります。
ほとんどの女性がこのレベル2に該当するのではないでしょうか?
休みたいけど休めない状況の場合、痛み止めを飲んでやり過ごしている人が多くいるのです。
しかし、その痛み止めは胃に負担がかかるため、痛むたびに飲んでいては体を壊しかねません。
そこで最新の効果的な生理痛の対処法とされているのが、下の3つです。
- 寝る・横になる
- 入浴する
- CBDオイル
あまりCBDオイルというものを聞いたことがない人もいるかもしれません。
簡単に言うと、CBDオイルというのは”カンナビジオール”というの成分の略称で、大麻草から抽出することが出来るカンナビノイドの内、花穂の樹脂の中にできる天然の化合物です。
また、所持していること、使用することについて日本の法律に全く問題がありません。
例えば、痛みやかゆみ、免疫、感情、記憶、食欲、ホルモン分泌などのバランスを整える機能とも言われています。
そのためCBDオイルは、生理痛の原因となるプロスタグランジンの過剰摂取を抑制し、痛みが発生しなくなるようにすることができます。
詳しくは、下記の記事も参考にしてみてください。
生理痛ない人ほとんどない(レベル1)
生理の悩みはなかなか人とは共有しにくいので、どれくらいの人がどんな症状を訴えているのかは想像がつきにくいですよね。
生理痛について調べてみても「生理痛がないのが当たり前!」と書かれた記事が多くあり、生理痛のある人が少数派のような書き方です。
そこで生理痛について実際はどれくらいの割合の人が悩んでいるのか、また、生理痛がない人はどれくらいいるのかを紹介します。
生理痛 ない人 割合
2007年11月に、全国1,000名の女性(20代136名、30代519名、40代345名)に実施した「生理と生理痛アンケート(株式会社ハー・ストーリィ 集まれ!ご意見ネット調べ)」の結果を紹介します。
- 生理のたびに生理痛がある 約30%
- 生理痛のあるときが多い 約20%
- ときどき生理痛がある 約30%
- ほとんど生理痛はない 約20%
上記の結果から見ると、生理痛のない人は約20%であり、女性の中でもほとんどいません。
また生理痛のない人でも、女性の8割もが生理痛によって苦しめられているので、例えば、その人の代わりに仕事を多くやらなくてはいけないといったことがありえます。
そして、巷にあふれる「生理痛がないのが当たり前!」という言葉には注意が必要です。
体にとって生理痛があることは良くないことではありますが、多くの女性が悩んでいる問題です。
自分だけがおかしいと悲観的にならず、きちんと生理痛のことを知り対応していくことが大切です。
生理痛がない人の特徴
生理痛がない人が少数派であると分かってしまうと、いっそうのこと羨ましい気持ちが出てきますよね。
毎月のように酷い生理痛に悩んでいれば、なおのことそのように思ってもおかしくありません。
生理痛がない人の特徴をいくつか紹介しますので、自分の生活に取り入れてみてください。
規則正しい生活を送っている
ホルモンバランスが整うことで痛みの元である、プロスタグランジンの過剰分泌を防ぎます。
毎日きちんと食べて寝るだけで生理痛だけでなく、お肌の調子が整い疲れにくい体を作ることができます。
体を冷やさない
体を冷やすと血行が悪くなり、生理痛が悪化します。
また生理中にはカイロを使って下腹部を温めると痛みが和らぎます。
定期的な運動をしている
運動によって血行の改善が見込まれます。
しかし、生理中に無理をして運動することは控えることが必要です。
摂取するものに気を付けている
脂質の多い食べ物を食べ過ぎてしまうと、ホルモンを分泌する肝臓に負担がかかります。
その結果、ホルモンバランスを乱してしまうことにつながります。
仕事や勉強だけでなく、プライベートも楽しみたいからこそ日頃の生活を疎かにしてしまう気持ちはよく分かります。
しかし、長期的に健康でいることが人生をより楽しく過ごすことにつながるので、改めて自分の生活習慣を見直すことが大切です。
生理痛なかったのに出てきた
現在、生理痛を感じていない人も突然生理痛に苦しめられる可能性があります。
それは加齢によるホルモンバランスの変化の影響ばかりではありません。
子宮筋腫や子宮内膜症などの病気を患っているのかもしれません。
また痛みばかりでなく、生理不順になったり、経血の量が変わったりと変化が起こった際にも注意が必要です。
病気は、早期発見早期治療が完治への近道です。
たかが生理痛とは侮らず、少しでも不安に思うようであれば早めに受診する必要があります。
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